次回WordBench神戸でWordPressテーマ「錦(Nishiki)」公式サイトへ登録するまでの道のり、導入事例、おすすめカスタマイズなどをご紹介します。ワークショップもやります

2018年2月25日(日)にWordPress(ワードプレス)の勉強会「WordBench(ワードベンチ)神戸」が開催されます。その勉強会の中で「公式テーマになったNishikiについて作者に聞いてみよう!&触れてみよう!」という題材で、テーマを紹介させていただくことになりました。やったね!

1回目の開催の様子はこちら

WordPressテーマ「錦(Nishiki)」を取り扱った勉強会は、2017年9月の開催以来、今回で2回目となります。1回目に開催した様子については、以下のページにまとめていますのでご参考ください。

勉強会の会場や時間については、以下のページをご参考ください。

こんな方におすすめの勉強会です

勉強会と聞くと「すごくスキルを持っていないと浮いちゃうんじゃないか」とか「意識を高く持たないといけないんじゃないか」など思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お持ちの経験・スキルを問わず、以下の対象の方が参加されると有意義な時間を過ごせるのではないか、と思っています。

  • WordPressを使ったウェブサイト運営・制作などに興味をお持ちの方
  • これからWordPressテーマを作って公式に登録しようと考えている方
  • WordPressテーマ「錦(Nishiki)」のカスタマイズについて知りたい方

2018年2月25日(日)WordBench神戸当日の予定

勉強会当日の予定についてまとめましたので「どんなことするんだろうな〜」など、気になる方はご参考ください。

WordPressテーマ「錦(Nishiki)」が公式に登録されるまで得た知識や経験を共有します

テーマが公式に登録されるまでに約半年ほどかかったのですが、巷の公式サイトへの登録の流れと比較すると、わりと時間がかかったケースだと思います。正直な感想を言うと、結構やることが多くてかなりの時間を費やしたのは予定外でした。ただ、そのお陰で得られた知識や経験も多かったので、結果的にはよかったんですけどね。

ちなみに「こんなことがあったんですよ〜」という内容を一部ご紹介すると、

  • テーマレビューを受けるために順番待ちをしなければならなかった
  • 一度レビューがクローズすると、再度順番待ちをしなければならなかった
  • 公式に登録する都合で特定の機能を削ることになった
  • テーマ作りの参考としたある公式サイトに登録されているテーマに実は問題がある箇所が見られた
  • WordPress Codexに載っているコードだからと言って、全てのコードが公式サイトにテーマを登録する際に使えるわけではなかった
  • コードについてレビュアー同士で議論が始まってOK または NGの判断をしていたこともあった
  • レビューは基本的には英語でテキストベースで進行するので、テーマレビューを受ける本人はもちろん、レビューをするレビュアー側にも「状況説明スキル」が求められた

などです。どれも「公式サイトにテーマ登録する」というアクションを起こさないと、なかなか得られない情報だと思います。

今回の勉強会では、上記の中からいくつかピックアップし、少し掘り下げた内容を共有した上で「こうするともっと登録までのスピードが上がるはず」「テーマ開発者としての負担が減るはず」「レビュアーの負担も減るはず」といった方法なども含めて、WordPress歴はそれなりにあるけど、コミュニティにあまり深く関わっていない僕だからこそ持っている独自の目線で、思ったことをお話しする予定です。

GitHubでテーマ変更履歴を見てみよう

テーマ配布ページでダウンロードできるテーマファイルと全く同じファイル構成で、GitHubでもテーマファイル一式が提供されています(本記事執筆時点)。

GitHubにアップされているテーマは、一目見て「ああ、これはWordPressテーマファイル一式だな」と認識してもらいやすくするため、あえて開発用フォルダやファイル(Sass、Composer、gulpなど)を省いています。

テーマ登録後から現在まで、多くのアップデートを行いました。当日は、GitHubのファイルの変更履歴を確認しながら、代表的な変更内容をいくつかピックアップしてご紹介します。

テーマ導入事例をご紹介します

テーマが登録されてから約2ヶ月半ほど経過しましたが、色々なウェブサイトでテーマを使用いただいている(ありがとうございます)ので、いくつか導入事例をご紹介します。

ただいま僕のほうで、数サイトほど導入事例として紹介の承諾をいただけるよう調整をしています(すでに承諾いただいているサイトもあります)。もし「WordPressテーマ『錦(Nishiki)』を使ってウェブサイト運営してるよ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひとも教えてください。当日は、時間の許す限り良い事例は紹介させていただきたいと考えていますので、条件が合いましたらぜひともご紹介させていただけますと嬉しいです。

おすすめカスタマイズをご紹介します

「コードを書かずにできる」カスタマイズを中心に、中・上級者向けに用意した「フィルター機能」を使ったカスタマイズ方法をご紹介します。

テーマを触ってみよう!ワークショップやります

勉強会当日は、WordPressテーマ「錦(Nishiki)」を会場にお越しの方に実際に触っていただく時間を設けています。PCを持参の方は、テーマインストール済みの環境にアクセスできるよう、会場内にあらかじめ用意されています。

もちろん、ご自身がお持ちのローカル環境やレンタルサーバーなどにテーマをインストールして触っていただいてもOKです。

テーマの機能一覧やマニュアルを掲載しているページがありますので、ご参加いただける方は勉強会当日(または事前)にご確認ください。

上記のページは随時内容を追加している最中ですが、特に「こんな説明が欲しい」などありましたら、僕宛にお寄せください。

安心して勉強会へ参加・言及いただくために

ライセンスについて

WordPressテーマ「錦(Nishiki)」はGPLライセンスのもと提供しているテーマです。また、テーマ専用のプラグインも開発しているのですが、テーマ同様、プラグインもGPLライセンスで提供しています。

今回、僕がテーマをご紹介させていただくに際して、勉強会内で定められた基準に達しているかどうかのチェックは既に済んでいますので「ライセンスって大丈夫なんだろうか・・・」と不安感を持つことなく、安心して勉強会にご参加ください。

ハッシュタグを活用しよう

また、当日は #wbkobe と #wpnishiki のハッシュタグをつけて、どんどん勉強会の様子をTwitter上でシェアしてもらえると嬉しいです(僕もハッシュタグの反応を追いかけています。特に、テーマ専用ハッシュタグ #wpnishiki は常に追いかけています)。

当日は勉強会に参加できない方も、何かありましたらハッシュタグを活用ください。気軽に言及してもらえるととても嬉しいです!

まとめ

ただいま、WordBench神戸の管理者である安藤さん、竹下さんにご協力いただき、勉強会当日を有意義で楽しい時間となるよう、様々な準備を進めています。

もし興味がありましたら、ぜひとも勉強会への参加をお待ちしています!

参考リンク

著者:bouya Imamura