Googleアカウントの不正ログイン対策の手段として、2段階認証プロセスの設定をされている方も多いと思います。以下のページをご参考ください。

ところで、この2段階認証プロセスが設定されているGoogleアカウントに対して、例えばGoogleアナリティクスAPIやリアルタイムAPIなどを使って情報を取得するアプリがあったとします。

その場合、下のようなエラーメッセージが表示されて、情報を取得することができないことがあります。

Fatal error: Uncaught exception 'Exception' with message 'GAPI: Failed to authenticate user. Error: "Error=BadAuthentication Info=InvalidSecondFactor...

ですので、Googleアカウント側で専用のパスワードを発行して、API側でログイン用のパスワードとして使用する必要があります。

今回はそのパスワードの作成手順を書きましたので、もし機会がありましたらご参考ください。

前提があります

まずはGoogleアカウントにログインします。（アカウントを持っていない方は、こちらからアカウントの作成ができます。）

また、ログインしたGoogleアカウントに対しては、2段階認証プロセスの設定が済んでいることを前提とします。

2段階認証プロセスの設定が済んでいない方は、以下のページで手順を書きましたので、ご参考ください。

というわけで、準備ができたらさっそく設定しましょう～。

Googleアカウントでアプリパスワードを作成する方法

Googleアカウントにログインして「ログインとセキュリティ」の項目にある「Googleへのログイン」をクリックします。

「パスワードとログイン方法」の画面に移動しますので、「アプリ　パスワード」の項目をクリックします。

アプリパスワードの画面に移動しますので、さっそくパスワードを作成しましょう。

例えばiPhoneアプリからGoogleアカウントにアクセスしたい場合は、選択肢の中から「iPhone」を選びます。もし選択するものが見つからないかった場合は、「その他（名前を入力）」を選んでもOKです。

下の画像は「その他（名前を入力）」を選択したものです。ここに入れる名前は基本何でもいいと思うんですが、何のために利用するアプリパスワードなのかをわかりやすくしたほうがいいかもです。

私はGoogleクライアントAPIからGoogleアカウントにアクセスするためにパスワードを作成しますので、下のような書き方にしました。

「生成」ボタンをクリックすると下の画像の黄枠の欄にアプリパスワードが表示されます。

このパスワードが2段階認証プロセスを設定している場合のGoogleアカウントにアクセスするためのパスワードです。

画像中にも使い方が書かれていますが、アプリなどを介してGoogleアカウントにアクセスする際のパスワードを、今回作成されたパスワードに置き換えてあげましょう。

まとめ

GoogleAPIなどを使ってアプリ開発されている方は、2段階認証プロセスの設定がされているかどうかで設定するパスワードを変更しないといけないですね。

もしお困りの方がいらっしゃいましたら、ご参考くださいますと嬉しいです。